国家試験に向けての意気込み

看護師国家試験は、人生における集大成となる一大イベントだと捉えている看護学生が多いのではないでしょうか。
イベントだというくらいに看護師国家試験を自分が乗り越えるべき試練だとして捉えていくことで、「看護学校で学んできたことは無駄ではないんだ。わたしの力を思い知らせてやる」という試験に対する意気込みがあるにちがいありません。現に、学校側が目標に掲げている国師合格率は100%に近い。また、就職率も100%と謳っているところも多いのです。

看護師国家試験の合格率の高さから、「看護師国家試験の問題を作っている方達は、毎年のように過去問を使い回して試験の準備を横着しているんじゃないのか」と言う看護学生がいるかもしれません。そういうことを言いつつ、「過去問題を中心とした試験対策さえしていれば合格できるかも知れない」という楽観的な考えを持っているひともいます。

ともあれ、看護師国家試験を受けるに当たって、なんとかなるだろう、という軽い気持ちで望んだのならば、数少ない不合格者数の一人になってしまうという危機感を抱きます。その国家試験に合格できるように全力を尽くしていくことが、看護師になる上での道が見えてくるものなのだとして、試験勉強に集中できるような願掛けや効果的な勉強法などを自分なりに考案していくのだろうと思うのです。そして、看護師国家試験の日で看護学生は、「ついにこの日が来たか、俺の力で看護師国家試験なんてちょちょいのちょい、てくらいに軽くあしらってやるぜ」と言って試験に向けてのモチベーションを高めていくのでしょう。

気合は大事ですが、ちょちょいのちょいなんてことは決してありません。